指輪はどうやって作るの?          その①鍛造(たんぞう)作り | 和歌山結婚指輪工房

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指輪はどうやって作るの?          その①鍛造(たんぞう)作り

皆さんこんにちは、わかやま結婚指輪工房です!

今日は美しい指輪たちがどのように作られているのかすこしだけご紹介したいと思います。

実は指輪の作り方には様々な方法があります。

今日は主に『鍛造作り』と呼ばれる製造方法の中でも伝統的なものをまずはご紹介いたします。

 

鍛造とはその名の通り金属の塊を熱し、たたいたり伸ばしたりを繰り返して金属を鍛えながら形作っていく製法です。

鍛えることで金属が引き締められ、密度が高まることで強度と輝きが生まれます。

この製造方法は多くの手間と職人の技能が必要になる非常に伝統的な製造方法です。

金属を熱して鍛えている様子。工業用のガスバーナーで金属が赤くなるまで熱します。

次にローラーを用いて金属を棒状に引き伸ばします。

厚みや幅は人によって様々。金属の分量や力加減を調節しながら引き伸ばしていきます。

棒状になった金属に刻印などを施し、成形します。

型に沿わせて木槌で叩き、緩やかな曲線を付けていきます。

極端に力を入れ過ぎて曲げてしまうと、ひび割れたり、その部分の強度だけが低くなってしまう場合もあるので注意深く作業を進めます。

緩やかな曲線を生かし、金属を芯金にあてながら木槌で叩いて滑らかな輪になるように丸めていきます。

接合部分が滑らかに美しくなるのは職人の技が光りますね。

金属同士を接着するのは「ロウづけ」という方法で行います。ガスバーナーで金属を熱し、ロウを付けます。

ロウは高温の方向に流れ込む性質があるので、金属と金属のすきまに流れ込み、なじみます。

合わせ目にやすり掛けをし、磨いてあげるとつなぎ目は分からなくなります。

 

リングの形が出来たら再び木槌を用いて、希望のサイズになるようにサイズ棒を使いながらサイズ調整、全体が光沢を帯びるまで磨き上げて完成です。

このほかにも鍛造には鍛えた金属を方に押し入れて成形する方法や、塊から削りだす方法などもあり、そちらが主流になっていますね。

 

このようにして指輪は作られているのですね!

次回もほか製造方法をご紹介いたします!