指輪はどうやって作るの?          その②鋳造(ちゅうぞう)作り | 和歌山結婚指輪工房

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指輪はどうやって作るの?          その②鋳造(ちゅうぞう)作り

皆さんこんにちは、わかやま結婚指輪工房です!

前回は金属を鍛えて成型する鍛造作りをご紹介しました。

今回はまた別の製造方法についてご紹介します。

その名も『鋳造作り』です。

鋳造作りは簡単に言うと型を作り、そこに溶かした金属を流し込んで成形する製造方法です。

3Dデータなどを用いて型を作ることができるので、デザインの実現性や自由度が高いのが魅力です。

 

指輪づくりでよく用いられる方法は、このワックスと呼ばれる素材を削り、原型を作り、石膏などで鋳型を作ります。

 

鋳型に熱を加えるとワックスが溶け、原型の形に金属を流し込むことができます。

その為、原型は大きさやデザイン、バランスをきちんと正確に削り出す必要があります。

機械で削りだすこともでき、理想のデザインを寸分の違いなく形にすることができるのです。

今日は手作業でワックスを削っていく製法をご紹介!

デザインに沿った指輪幅にするために計測器で測って印をつけていきます。

100分の1ミリ単位で測れる計測器です。

印をつけたところをのこぎりでカット!やすりで削っていくので想定のサイズより余裕を持たせておきます。

カットした断面が滑らかになるようにやすりで削ります。

サイズをはかりながら指輪の内側も削っていきます。指が直接触れる部分なので付け心地を左右する重要な工程です。

指輪の厚みも計測し、削っていきます。

好みの厚さまで調節出来たら、目の細かいやすりに持ち替えて全体を整えます。

ワックスの原型の完成です。